top of page

3: 日本の相続と比べ、マレーシアの相続財産・債務の清算手続きが面倒と言われるのはなぜでしょうか?

A3:海外の相続手続きは、言語などのコミュニケーションよる難しさの他、マレーシア固有の本人確認のための事務手続きがあります。また、日本にいる相続人が、亡くなった人のマレーシアにある財産・債務を正確に把握していないケースもあります。日本の手続きとくらべ長期化し、費用もかかる傾向があります。

マレーシアを含む海外の相続手続きは、下記のような海外特有の難しさがあります。

・現地の言語でのコミュニケーション、書類の準備。公証手続きなど
マレーシアの金融機関、弁護士、会計士などと外国語でコミュニケーションを行う必要がある。また、本人確認の「公証」手続きなど、日本にはない手続きも

・資産が必ずしも被相続人の名義になっていない(外資規制などの理由)
土地や株式など、マレーシアの法律により外国人が保有できないものがある場合に、現地パートナーなどの名義になっている場合がある

・海外財産・債務の状況を被相続人のみが把握している場合
海外にある財産・債務について、亡くなった本人のみが分かっており、日本にいる家族が把握していない場合がある

・手続きの長期化(資産にもよるが、最低でも1年~)
日本の相続税申告に間に合わない、納税資金が送金できない、など

bottom of page